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総本山善通寺主任学芸員である坂田知應氏による公開講座が毎月第四土曜日に開催されています。参加料は無料です。
今回は総本山善通寺「遍照閣」にて開催されました。第二回講座となる今回のテーマは「弘法大師とキリスト教」でした。
弘法大師が唐に渡った時代、長安には仏教寺院だけではなくイスラム教寺院、ゾロアスター教寺院、景教(ネストリウス派キリスト教)寺院が存在していました。この都には多くの文化・宗教が伝わっていたようです。本日の講演では一般に想像されるより深く複雑であった宗教事情をはじめ、景教との意外な関係をわかりやすく解説いただきました。
善通寺市に住んでいると、少なからず弘法大師について学ぶことがあると思います。
歴史上の偉人として、漠然と活字で読むことがその大半だと思いますが、様々な人から生き様、当時の時代背景を聞いてみると弘法大師に対する理解が深まりますね。
次回が楽しみです。ぜひご参加ください。