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総本山善通寺の仁王門にある金剛力士像は現在出張中です。門の外にでるのは40年前の解体修理以来です。出張先は香川県立ミュージアム(香川県高松市)で、今秋開催する四国霊場開創1200年記念展「空海の足音 四国へんろ展」に出品するためです。
像の制作時期はこれまで江戸時代前半とされてきましたが、1975年に京都で解体修理された際に像内の銘文を撮影した写真が昨年11月に見つかり、南北朝時代の1370(応安3)年の作と確認されています。
燻蒸処理等をおこなって県立ミュージアムに展示される金剛力士像をぜひご覧になってください。