善通寺市デジタルミュージアム　五岳山　中山

五岳山　中山

　標高438mの中山は、我拝師山と火上山の間にあります。我拝師山と同じく、花崗岩の上に凝灰角礫岩を挟んで讃岐岩質安山岩がのった孤立丘です。
　山の名は「多度郡屏風浦善通寺之記」によれば、「五岳とは、香色山・筆山・我拝師山・中山・火上山是也…中山とは、字のことし」とあり、我拝師山と火上山の中央に位置することからついたようです。東は丸亀平野、西は三豊平野をのぞみ、はるか昔、のろしを上げた跡も残っています。山頂は険しく登りにくくなっています。
　みかん畑になっている北麓の丘陵は水茎（みずくき）の丘と呼ばれ、西行法師の山里庵跡があります。

所在地

我拝師山の西側。火上山との間を通る送電線を目印に進んで鉄塔の保安路へ。これを上り尾根上の鉄塔に着いたら、尾根伝いに東へ進む。他に禅定寺山門付近から西に向かって登るコースもある。