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善通寺市デジタルミュージアム 瀬川酒店

ページID:0000725 更新日:2013年12月4日更新 印刷ページ表示

瀬川酒店

善通寺市デジタルミュージアム

瀬川酒店写真 瀬川酒店雪景色

 善通寺駅から続く片原町の表通り、市役所の向かいに瀬川酒店の土蔵造りの建物があります。明治31年(1898年)に琴平の榎井にある丸尾酒店の支店として始まり、大正6年(1917年)に棟上げをしたのが現在の建物。母屋は本瓦葺(ほんかわらぶ)き入母屋造(いりもやづく)りで、続いて北倉、西倉、東倉と増築されました。
 その昔は酒造りも行っていて、日露戦争凱旋の時に、初代師団長の乃木希典(のぎまれすけ)が、八幡神社に奉納した酒をたいそうほめてくれたことから、「師団一(しだんいち)」という名前をつけて販売していました。しかし第二次世界大戦末期から原料の米がなくなり、酒造りは止めてしまいました。5人いた男兄弟はみな戦争にとられ、17歳の時に家業を継いだ瀬川社長は女手ひとつで店を守ってきました。店は改造を重ねましたが、どっしりした昔ながらの店構えに変わりはありません。
 駅前からこの通りには古い建物が目につきます。今と昔が不思議な調和をみせています。国指定登録有形文化財。

瀬川酒店夕景

所在地

JR善通寺駅から歩いて約2分。
市役所の北側、通りをはさんだ向かい。

瀬川酒店地図