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善通寺市デジタルミュージアム 吉原念仏踊り
吉原念仏踊り
市の無形民俗文化財
昔から日照りに悩まされてきた香川県には各地に雨乞いの行事がありますが、この念仏踊りもそのひとつです。
学問の神様として知られる菅原道真(すがわらみちざね)は、仁和2年(886年)から4年間讃岐の国司を務めていました。仁和4年(888年)の夏に、大干ばつに見舞われたため、農民たちを救おうと城山(きやま)(坂出)で雨を乞うたところ、満願の日に大雨が降ってきました。その道真公の徳をたたえて踊り狂ったのが始まりで、後に法然上人が振り付けたといわれています。吉原地区では、水不足の時は鷺井神社、東西神社、水分神社の境内で踊り、雨が降れば必ずお礼の踊りを踊ります。隔年11月3日、市民文化祭でも行われます。
所在地
吉原町1705
善通寺・詫間線を吉原郵便局の前を西へ、日誠産業の角を北へ。神社のうしろは青龍古墳。