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善通寺市デジタルミュージアム 王墓山古墳出土品
王墓山古墳出土品
昭和58~59年に発掘された王墓山古墳の石室内から出土した遺物です。金銅製冠帽(ぼうし)、銀象嵌入鉄刀(銀の模様が入った刀)をはじめ、たくさんの馬具(馬飾り)、武具、玉類、土器類などが、ほぼ埋葬された当時の状態で出土しました。金銅製冠帽は冠と帽子の両方の性格を持ったもので、儀礼などに用いられていました。冠帽の周囲は5本の立飾りと無数の歩揺で装飾されていて、全体に渡金されています。国内では出土例がなく、朝鮮半島からの渡来品と考えられています。金銅製冠帽と銀象嵌入鉄刀は、市指定文化財となっています。
冠帽
復元された冠帽
横穴式石室
所在地
善通寺町6-1-4(善通寺市立郷土館)
Tel:0877-63-6329
善通寺赤門筋