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ドクターからのアドバイス(充血は病気の赤信号)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月30日更新

戸倉医院 戸倉敬雄先生

「充血」とは結膜の欠陥が拡張して白目や瞼の裏が赤く見えることをいいます。(白目が絵の具を塗ったように赤くなるのは「結膜下出血」といい、血走ったように見える充血とは区別されます。ほとんど心配ないものです。)充血をきたす疾患は、ざっと数えただけでも50以上あります。充血は見た目も気になりますが、大事なのは、充血をきたした原因に対して治療が必要かどうかを知ることでしょう。結論は、多くの場合が、できるだ早急に治療すべきものになります。中には稀ですが脳内の疾患(内頸動脈海綿静脈洞瘻(どうろう))からくる充血もあり、生命の危険さえあるからです。

では、充血の重症度を知るうえで重要なポイントは何でしょうか?それは、眼脂(目やに)、眼痛、視力低下(かすみ目)の有無です。

まずは、充血にともなう眼脂です。黄緑色の眼脂が多く出る場合は、細菌性の結膜炎を疑います。ウイルス性の結膜炎は最初は眼脂よりも涙が多く出ます。いずれも眼脂や涙による他者への感染がありますので、早期の治療が必要です。白色の眼脂の時は、アレルギー性結膜炎やドライアイが疑われます。

次は、充血を伴う眼痛です。この原因には比較的軽い症状の「めいぼ」などもありますが、さまざまな角膜障害や重症の疾患が多くあります。角膜障害の中でも感染や外傷(異物や薬物の飛入を含む)は、治療が遅れると永続的な視力障害を残すことがあります。その他、早急に治療すべきものに、急性の緑内障やぶどう膜炎などがあります。

最後は、充血を伴う視力低下です。原因には、前項の角膜障害、眼圧上昇をきたす疾患、眼内に炎症をきたす疾患などが挙げられます。いずれも治療が遅れると失明する恐れがあります。

充血で眼科を受診した際に視力検査や眼圧検査を行うことがありますが、充血の重症度を診るために大切な検査であるといえます。



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