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ドクターからのアドバイス(胸やけに注意)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月30日更新

ドクターからのアドバイス(胸やけに注意)

愛慈胃腸内科医院 白井哲先生

食事の後に胸やけ、胃が重苦しい、ゲップがよく出る。朝方に舌の苦味やノドの違和感(ヒリヒリ感)を感じる。これらの症状に心当たりがある方は、「逆流性食道炎」の可能性があります。この病気は、胃液が胃から食道へ戻ってしまうことで起こります。脂っこい食べ物やアルコール、喫煙などの食生活等が原因となり、症状が出ます。

また、年齢とともに、胃と食道のつなぎ目の筋肉(食道下部括約筋)が弱ってくるため、出やすくなります。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍は、近年のヘリコバクターピロリ菌の検査により除菌療法が普及して年々減少していますが、「逆流性食道炎」は、日本人の食生活の欧米化に伴い、増殖しています。症状が軽いときは食生活を見直して様子をみますが、症状が続いたり強くなってきたりすると、内服治療(胃酸が食道へ逆流しないよう胃酸を抑える薬)が必要となります。「たかが胸やけ」と思うかも知れませんが、最近では「逆流性食道炎」で胃液が逆流することで、さまざまな合併症を呈することもわかってきています。

長い間、胃酸が逆流する症状が続くと、「バレット食道」という食道粘膜になり、食道がんの危険性が高まります。また、胃液が咽までで来ると、慢性の咳が続きこれがきっかけで気管支喘息の発作を起こす場合があります。胃液が鼻まで来ると、なかなか治らない中耳炎や蓄膿症になる場合もあります。

実際の診断では、症状の詳しい問診を行い、他の疾患の除外(他の疾患がないことを確認すること)と食道の炎症の程度を見るための内視鏡検査が必要となります。

ここまでに記した症状の中に心当たりがある方は、一度病院で受診することをお勧めします。



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