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ドクターからのアドバイス(腰部脊柱管狭窄症)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月30日更新

ドクターからのアドバイス(腰部脊柱管狭窄症 )

平成26年3月 三宅整形・リハビリクリニック 三宅基夫先生 

「しばらく歩いてみると腰や足がだるくなり、前かがみで少し休むとまた歩けるようになる。」このような症状はありませんか?

これは「間欠性跛行」といい、「腰部脊柱管狭窄症」という病気で起こる典型的な症状です。

せぼね(脊椎)には、管のような空間(脊柱管)があり、そのなかに神経(脊髄)が通っています。加齢とともに脊椎などが変形すると脊柱管が狭くなり、その中をとおっている脊髄や血管を圧迫することがあります。そうすると、十分な血液が神経に送られなくなり、「足のしびれ、だるさ」という症状が現れます。体を前かがみにすると、神経への圧迫は緩み、しばらく休むと血液の流れが元の状態に戻り、また歩くことができるようになるのです。自転車ならいくらでもこげるというのは、前かがみ姿勢だからです。

診断にはX線検査(レントゲン)やCT検査、MRI検査等を行い、画像を見て脊柱に狭窄が起こっているかを確認します。

治療の方法としては、神経を圧迫するような姿勢を避け、安静を心がけます。コルセットを使用する場合もあります。さらに、薬物療法や理学療法(牽引や温熱療法など)を併用して治療します。痛みが強い場合は、硬膜外ブロックなどの神経ブロック注射を数回行うことで痛みが軽減することもあります。

以上のような治療を行っても症状が改善しない場合は手術療法を考えます。狭くなっている脊柱管の部分を広くして、神経の圧迫を取り除く「椎弓切除術」などがありますが、手術するかどうかは日常生活動作の困り具合等により総合的に判断します。

また、間欠性跛行は「閉塞性動脈硬化症」のような血管の病気でも起こるため注意が必要です。前述の症状を感じたら、早めに受診して診断を受けることをお勧めします。



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