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ドクターからのアドバイス(足のむくみを見逃すな)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月30日更新

ドクターからのアドバイス( 足のむくみを見逃すな)

平成26年4月号   ふじた医院 藤田博崇先生

夕方になると足がパンパンになって靴が入らなくなる、靴下の跡がくっきり残るなど足のむくみの症状は多くの女性をはじめ皆さんが経験していると思います。

下肢のむくみは、長時間の立ち仕事やデスクワーク、運動不足などによる筋力低下、加齢による活動性の低下、肥満、妊娠・出産などの複合的な要因によって起こります。また、下肢静脈瘤や深部静脈血栓症などの下肢静脈疾患が原因となる場合や、心臓、腎臓、肝臓などの器質的疾患、血管・リンパ系の循環器障害などによって二次的にむくみが生じることもあります。

下肢静脈の還流が慢性的に滞ると、静脈高血圧をきたし、血管内皮の炎症をひき起こします。炎症により内皮細胞の接合面が広く開いてしまい、多くの水分が露出します。これが下肢のむくみを引き起こすメカニズムです。下肢のむくみが長く引き続くような状態が続くと下肢の欠陥が皮下に浮き出てくる下肢静脈瘤の発症につながります。

下肢静脈瘤の症状について、静脈瘤のコブがある、血管が浮き上がって見える、足首や静脈瘤の周囲に皮膚炎や湿疹がある、足に色素沈着がみられる、など外見的な症状に加え、足がだるい、痛い、重い、疲れやすい、ほてる感じがする、湿疹があるわけでもないのにかゆいなどの症状も特徴的です。

下肢静脈瘤の治療方法として、医療用弾力性ストッキングを使用する、日帰りで手術するなどがあります。また、むくみ症状を改善するためには、ウォーキングなどの適度な運動を促すことが重要です。足首を曲げたり伸ばしたりする運動も有効です。ふくらはぎのマッサージも効果がありますが、筋肉をもみほぐすのではなく、足首から膝の方向に向けてさするようにマッサージするのがよいでしょう。それでもむくみがとれない場合や、ここまでに記した症状の中に心当たりがある方は、一度病院で受診することをお勧めします。



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