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ドクターからのアドバイス(胸の症状に注意)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月30日更新

ドクターからのアドバイス(胸の症状に注意)

平成26年5月号

四国こどもとおとなの医療センター 循環器内科 竹谷善雄先生

日本はかつてないほど長寿高齢化社会となってきています。長生きすることはいいことですが、自立した豊かな生活の質を保ててこそ長生きする価値があるというものです。日本人の死因の2位と3位は心疾患と脳血管疾患であり、いずれも動脈硬化が主な要因となっています。これらの疾患は体力を奪い、時には寝たきりになるなど、生活の質を落としてしまう厄介なものです。動脈硬化が心臓の冠動脈という血管におこると、急性心筋梗塞や狭心症といった病気を引き起こします。

急性心筋梗塞は突然死の原因となる大変恐ろしい病気です。発症してから病院にたどりつくまでの時間が非常に大事で、短いほど助かる確率も高くなります。収まらない胸痛は急性心筋梗塞を疑うべきですが、夜中に胸が痛くなった場合、朝まで我慢する患者さんがいます。家族に面倒をかけたくない、救急車を呼んで大騒ぎしたくない、との理由からですが、一刻も早く病院で診断を受けることが大切です。躊躇せずに病院に駆け込んでください。

 狭心症には安定狭心症と不安定狭心症があり、安定狭心症は、安静時には胸痛がなく安定しているけれど仕事や運動をすれば胸痛が出る、というものです。一方不安定狭心症は急性心筋梗塞の前兆というべきもので、数日間の間に急に胸痛発作が増えた、じっとしていても時々胸が痛くなる、などの症状が出ます。後者の場合はできるだけ早く病院で検査を受ける必要があります。

急性心筋梗塞や狭心症と聞くと強い胸痛を想像するかも知れませんが、必ずしもそうではありません。なんとなく胸が重苦しい、胸がつかえる感じが続く、左肩やあごが締め付けられる、胃のあたりが重苦しいといった症状が急性心筋梗塞の症状であったりします。気になる症状がある場合はぜひ一度循環器内科を受診してみて下さい。



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