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ドクターからのアドバイス(119番)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月30日更新

ドクターからのアドバイス

119番(平成26年8月号)

四国こどもとおとなの医療センター 救急救命室長  高野信二先生

みなさん、走っている救急車をみたことや、サイレンの音を聞いたことはあると思います。でも、どんなときに救急車を呼んだらいいか分からないという方も多いでしょう。日本中で一年間で580万件(ヘリコプター搬送を含む)を超える要請がありますので、およそ5秒に1件の割合で救急車が呼ばれていることになります。救急車が正しく使われていないのではないかという問題が取り沙汰される一方で、自家用車で来られた患者さんには「こんなに苦しいのなら何で救急車を呼ばなかったの?」と聞きたくなることもあります。

では、正しい使い方は?と聞かれると、決まりはありませんので一般的な話をします。まず、急な頭痛やしびれは脳卒中の可能性がありますし、胸を締め付けられるような痛みは心筋梗塞の可能性があります。また、意識がない、息をしていない、などの場合も救急車を呼ぶのがよいでしょう。そうでない場合でも、判断しづらい場合は消防署、病院、電話相談窓口などで相談してもかまいません。きちんと教えてくれるはずです。

 救急車を呼ぶときに注意してほしいのですが、119番に連絡したときはできるだけ落ち着いて話をしてください。そして、救急車には家族が少なくとも1人は同乗し、この時、持っている場合はお薬手帳、また妊婦さんや小児の場合は母子健康手帳を持ってくるようにしてください。

 最後に、チャンスがあれば救急車が到着するまでの正しい応急処置を身に着けることをお勧めします。最近は一般の方のための講習もあります。もしかしたら、それを身に着けておくことで、みなさんの家族や友人、大切な人を助けることができるかもしれません。



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