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本日午前8時30分より、JA筆岡出張所において、出荷がはじまりました。
これから旬を迎える「スイカ」。丸い形を思い浮かべますが、香川県善通寺市では“四角い”スイカが特産です。
このスイカは主に展示用で食用ではありません。
しかし、珍しさから毎年高値で取引されており、善通寺を代表する農産物となっています。
今年度は250個ほどが箱詰めされていました。
今年もスイカ部会長は取材陣に取り囲まれ、四角スイカの魅力について丁寧に語ってくれました。
いつから作り始めたかは定かではないそうですが、昭和56年には新聞等から取材をうけるような状況だったそうです。現在の生産農家は6軒だそうです。冷蔵庫に入れることをかんがえて、四角いスイカを考案しましたが、生育途中で出荷するため、食用としては利用できなかったそうです。10cmくらいのときから型に入れ、模様が縦になるように気を付けながら、多くの手間をかけて育てていきます。出荷時には一辺18cmほどになります。
40年ほどの生産の過程において、品質管理のノウハウを積み重ねていったおかげで、クレームの少ない品質を実現することができたようです。
観賞用として全国各地のデパートをはじめ、ロシアやカナダからも引き合いがきます。
この珍しいスイカは、全国でも善通寺市でのみ生産されております。1個1万5000円以上になることもありますが、今年も完売しそうです。
来月上旬までに出荷予定です。