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先週半ばからレターポストの化粧直しが行われていました。
この写真はかなりレアな素のレターポストです。鋳型の境が見えますね。また、今までは見えづらかった庇の桜がくっきり見えています。
ここから、下地、1層目、2層目と塗って最後に文字部分を仕上げます。
最終形はこちらです。
文字が金色になり、レターポスト特有の桜も金色で目立つようになりました。
これからも現役ポストとして長く働いてもらいたいものです。
善通寺市にはこのようなポストがあるのをご存知でしょうか。
よく、「丸ポスト」と呼ばれるものの価値が見直されていますが、このポストは全国で3本しかないということで、その上をいく貴重さから近年注目を浴びています。
このポストの名は一般に「レターポスト」と言われ、昭和23年ごろの郵便差出箱1号の企画制定前の試作品として制作されたものだそうです。善通寺郵便局横にあります。
もともと現役として使用されていたのは全国で2基でしたが、千葉県白井市の「白井そろばん博物館」前に1基復活したため、前述のとおり全国に3つ(千葉県白井市、香川県善通寺市、長野県塩尻市)しかない珍しいポストということになりました。
わかりやすい特徴は文字が「POST」ではなく「LETTER」なところです。
最近は写真を撮る方も見るようになりました。
新しいポストが次々と出現する中、現在まで生き抜いて存在する貴重なポスト。
善通寺市にあるポストだけに、ここから申し込むと「善く通る」かもしれません。
全国で3本、さらに言えば現役をつづけているたった2本のうちの貴重な1本をこれからも大切にしていきたいですね。