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善通寺第一高校デザイン科と尽誠学園高校太鼓部がコラボ共演

ページID:0047341 更新日:2023年3月1日更新 印刷ページ表示

アニメーション動画制作がきっかけ 市内高校生同士が交流

 善通寺第一高等学校デザイン科3年生が、卒業制作として手がけている空海アニメーション動画、『碧(あお)さながら』。

 2月28日、この制作動画の素材収録のため、尽誠学園高等学校太鼓部と協力して音撮りを行いました。

太鼓部

太鼓部

「どこかで太鼓の音色が聞こえてくる」

 同じ市内の学校同士でも、今まで特に交流がなかった2校。

 今回、学校同士の交流が生まれた背景には、さまざまなきっかけや出会いがありました。

 

 12月中旬、動画内で太鼓音の挿入シーンがあり、当初は学校にある太鼓や機械音で制作を考えていたデザイン科の生徒たち。

 しかし、実際に音を挿入してみると、機械音ではどこか迫力に欠け、太鼓を叩いてみるもうまく低音部分が出ずに悩んでいました。

 太鼓音が入るシーンは、メイン部分やエンディングで使用したい大切な部分。

 イメージに合う太鼓音を探していたところ、たまたま学校の外から太鼓の音色が。

 その日、市役所では「クリスマスマルシェ」が開催されており、尽誠学園太鼓部が出演していました。

 「これだ!!」

 デザイン科の生徒の一人が、担当の先生を連れてそのまま太鼓部へ協力をオファー。

 説明を受けた尽誠学園側が快く引き受け、今回の共演が実現しました。

太鼓部

 実際、太鼓部の皆さんに制作中のアニメーション動画を見てもらい、挿入シーンと尺(長さ)を説明。

 もともと演奏している太鼓の曲を挿入時間に収まるように編曲してもらえればと考えていたデザイン科の生徒たちでしたが、少しでもデザイン科の生徒らがイメージする動画になるためにと、太鼓部はシーンに合うように一から曲を作曲。

 収録でも時間ぴったりに収まる部分からも、何十回、何百回と練習した背景が見られました。

尽誠と善通寺第一

 収録の最後には、笑顔で記念撮影。

 アニメーション動画をきっかけに、今までになかった交流が誕生しました。

 善通寺第一高等学校デザイン科の技術と、尽誠学園高等学校太鼓部の音色が詰まったアニメーション動画『碧(あお)さながら』は、まもなく公開を迎えます。