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パッカー車(ごみ収集車)の火災事故を防ぎましょう
パッカー車(ごみ収集車)での火災事故を防ぐ
「不燃ごみ」の日に燃えるパッカー車
令和7年5月27日、善通寺市内で不燃ごみの収集途中に火災が発生しました。全国的みてもパッカー車(ごみ収集車)から出火する火災が多発しており、その多くは「不燃ごみ」の収集日です。
主な原因
パッカー車火災の主な原因は、中身が残ったままのスプレー缶やカセットボンベ、ライター等によるものです。最近はこれらに加え、充電式小型家電やリチウムイオン電池等によるものも増加しています。
「独立行政法人 製品評価技術基盤機構(Nite)」のホームページに、ごみ収集車での発火事故についての動画がありますので紹介します。
カセットボンベ
カセットボンベの可燃性ガスがごみ収集車で発火する事故の再現映像
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/19102402.html
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーがごみ収集車で発火・破裂する事故の再現映像
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/19102401.html
善通寺市内での火災事案
善通寺市内で発生したパッカー車から出火した火災も、スプレー缶やカセットボンベ、リチウムイオン電池の混入が原因と考えられています。それらのごみがパッカー車の中で爆発を起こし、他のごみに移ったことで火災が発生したと考えられます。
本事案では、収集作業を担当していた職員らが早期に煙に気が付き、初期消火等の対応をしたため、けが人はいませんでした。しかし、場合によっては大惨事につながりかねない非常に危険な火災でした。
安心・安全のごみ回収と火災発生防止のために
何気なく出されたごみが火災を引き起こし、市民、担当者のいのちが危険にさらされます。ごみ集積場所付近の住居等へ火災が広がる可能性もあります。収集時間の大幅な遅れによる市民サービスの低下、収集車修繕のために多額の費用が必要になるなど、火災による損失は大きく、多岐にわたります。火災発生防止のため、ごみは正しい分け方・出し方でお出しください。
ごみの分別の仕方
スプレー缶は「資源ごみ」
使い終わったカセットボンベやヘアスプレー等のスプレー缶を捨てる際には必ずガスを出し切ってから「資源ごみ」の収集日に出してください。その際には、穴を開ける必要はありません。「資源ごみ」の日に金属と一緒に出してください。
ライターは「有害ごみ」の日
ライター、使い捨てライターはガスを使い切ってから「有害ごみ」の収集日に出してください。その際、中身が見える袋に入れ、有害ごみとは別に出してください。
リチウム電池は「分別」が必要
「燃えるごみ」や「燃えないごみ」に混ざると危険です。混ぜないでください。
リチウム電池に関係する製品のうち、
1、パソコン、携帯電話、デジタルカメラ等の個人情報を含む小型家電製品(小さいもの)は、市民会館、未来クルパーク21、地区公民館に設置している小型家電回収ボックスへ投入してください。
2、取り外せないリチウム電池を含む製品、おもちゃ、電子タバコ等は、有害ごみの電池と一緒に出してください。
3、膨らんでいる電池は、未来クルパーク21へ直接持ち込んでください。
ごみの分別についてご不明な点がありましたら、善通寺市市民環境部環境課(電話番号0877-63-6307)までご連絡ください。
皆さんのご協力をお願いいたします。