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ペットと火災

ページID:0026957 更新日:2017年9月4日更新 印刷ページ表示

身近な動物が思わぬ火災を!

身近な動物が思わぬ火災事故を引き起こします
~ペットだけでなく、ネズミやゴキブリなどにも気を付けて~   

 ペットを室内で飼われる方も珍しくありませんが、ペットによる思わぬ火災が発生しています。また、ペットを飼っていない家庭でも、ネズミや鳥などの小動物やゴキブリなどの害虫(以下、小動物や害虫という)が引き起こす事故も発生しており、注意が必要です。
製品評価技術基盤機構によれば平成24年度から平成28年度の製品事故情報のうち、ペット及び小動物や害虫による事故は78件(ペットの事故26件、小動物や害虫の事故52件)となっており、そのうち約72%、56件が火災に至っています。
 ペットが引き起こした事故の中には、犬や猫がガスこんろやIH調理器などのスイッチを入れて火災に至った事例もあります。ペットが跳び乗ったり、押したりしてもスイッチが入らないよう、機器にロックを掛け、出掛ける際はペットをケージに入れておく、ガスの元栓を閉める、電気製品はプラグを抜く、近くに可燃物を置かないなどの対策をしましょう。また、小動物や害虫がエアコンやガスふろがまなどの製品内部に侵入し、基板に接触してショートしたり、内部配線をかじってショートさせるなどの事故を引き起こしています。製品の外観からは分かりにくいので、点火しにくいなどの動作不良が生じた際は、必ず点検を受けてください。
 ペット及び小動物や害虫による事故はそれぞれ発生しやすい場所や製品に特徴があるので、それを把握し対策することで事故を未然に防ぎましょう。


■事故事例

・飼い主が不在時に、室内で飼っていた猫がガスこんろのスイッチに触れ、こんろが点火し、製品及び周辺を焼損した。

・室内で飼っていた猫がファクシミリに尿を掛けたため、内部の電気部品でトラッキングが発生し、製品及び周辺を焼損した。

・飼い主が充電後に放置していたリチウムイオンバッテリーを犬が咬み、バッテリー及び周辺を焼損した。

・ネズミが冷蔵庫の電源コードをかじり、断線させたことでショートし、火災が発生した。

・エアコンの中に侵入したゴキブリが内部の電気部品に接触してトラッキングを起こし、火災が発生した。

・冷蔵庫の電源コードをネズミがかじって断線し、ショートして火災が発生した。

・石油ストーブの屋外排気口内に鳥が巣を作り、排気不良になって異常燃焼を起こし排気口とストーブが過熱し、火災が発生した。


■ペット及び小動物や害虫による事故を防ぐために

・出掛ける際はペットをケージに入れておく、スイッチが入らないようロックを掛ける、ガスの元栓を閉める、電気製品はプラグを抜くなどの対策をする。

・ガスこんろやIH調理器などの周囲に可燃物を放置しない。

・バッテリーパックなど、ペットがかんだり、落としたりして危険なものは保管場所に注意する。

・小動物や害虫の侵入する可能性がある製品の周りはこまめに清掃し、動作不良や焦げ臭いなどの異常がみられた際は点検を受ける。