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御影の松(みかげのまつ)
御影の松
昔御影の池の上に茂っていた松です。延暦23年大師入唐の際に御両親はお名残りを惜しまれました。弘法大師は夕刻この樹にのぼり池(現在御影の池とされている)に映る自身の姿を描き形見とされました。
かつては、御影の池の上に茂っていたものですが、現在はその枯木が大師堂横に飾られています。当時いかに立派な枝だったかをうかがい知ることが出来ます。
太師が自身の姿を描いているときに、香色山上に釈迦如来が現れ後光で明々と照したと言います。尊影は後、土御門天皇より瞬目大師の称号を賜り、現在御影堂奥殿に安置されています。