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善通寺市デジタルミュージアム 王墓山古墳(有岡古墳群)
王墓山古墳(有岡古墳群)
市街地をぬけ、善通寺・大野原線を西に進むと右手に見えるのが王墓山古墳です。史跡公園として整備されていて、古墳のまわりを巡ることも上にのぼることもできます。ここからは五重塔をはじめ市街地が見渡せます。
古墳のまちでもある善通寺市では、大小400基もの古墳が確認されています。その中でも有岡古墳群は、同じ系図による首長の墓と考えられる古墳が集まっていて、国の指定史跡になっています。その有岡古墳群の中央部に位置しているのが、王墓山古墳です。
6世紀前半につくられた王墓山古墳は、全長46mの前方後円墳。横穴式石室を持ち、石室からは須恵器などの土器類、首飾りなどの装飾品、武具・馬具類、大和政権が配下に入った地方豪族に渡したという金銅製冠帽(こんどうせいかんぼう)や銀象嵌(ぎんぞうがん)を施した鉄刀が出土しています。これらは貴重なものばかりで、市立郷土館に展示されています。
所在地
善通寺町1785-1
県道善通寺・大野原線沿い