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善通寺市デジタルミュージアム 熊岡菓子店
熊岡菓子店
国立善通寺病院南東にある仙遊町の歩道橋の角を南に入り、善通寺の二十日橋の前を通り、南の通りへ突きあたる道は、昔の金毘羅街道の面影を残す町並みです。この一角に熊岡菓子店があります。創業は明治29年(1896年)。現在の建物は大正2年(1913年)に建てられたもので、店の内外ともに建てられた当時のまま、現在も使われています。お菓子の陳列ケースも昔から大事に使い続けたもので、中にはなつかしいお菓子が並べられています。
ここの名物は「カタパン」。理想的な軍事食糧として考案されたもので、創業当時は「兵隊パン」と呼ばれていました。現在のカタパンは小麦粉と砂糖を練りあげて焼かれたもので、柔らかい食感に慣れている現代っ子には、びっくりするような堅さ。「善通寺名物本家堅パン製造本舗」と書かれた紙袋に入ったなつかしい味です。善通寺西院の仁王門前の二十日橋から看板が見えるので、参詣のみやげに立ち寄る人も多いようです
所在地
善通寺町3-4-11
総本山善通寺西院の仁王門から歩いてすぐ。
カタパンは午前中に売り切れてしまうこともあるので買う時は早めに。