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善通寺市デジタルミュージアム 龍神太鼓
龍神太鼓
雨乞いの太鼓から世界に飛び出した龍神太鼓(りゅうじんだいこ)
善通寺を南から北に流れる金倉川は農作物を育てる恵みの川ですが、かつては龍川と呼ばれたほど人々の生活をおびやかす暴れ川でした。村人たちは、この川の災害を龍神の怒りだと考え、怒りを鎮めるため、豊作を願うため、さまざまな行事を行ってきました。
昭和47年(1972年)に発足した善通寺龍神太鼓は、かつて雨乞いの祈りを込めて打ち鳴らしていた太鼓を若者たちが継承し、ふるさとの歴史を未来に伝える文化財として生まれ変わらせたものです。格調高く打ち鳴らす太鼓組曲は、「善龍」と「悪龍」が絡み合うさまを表現し、発展する善通寺市を象徴する曲となっています。