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善通寺市デジタルミュージアム 善通寺五岳太鼓
善通寺五岳太鼓
「五岳の里」善通寺は、弥生時代の昔から農耕文化が栄えてきました。また、「五岳山誕生院善通寺」は、弘法大師生誕の地でもあります。
その昔、12代景行天皇の皇子・神櫛王は、小烏の先導で讃岐入りし、讃岐国造の祖となったと伝えられています。「善通寺五岳太鼓」は、その伝承をもとにつくられました。小烏を形どった若者が、五穀豊穣と悪魔祓いを祈願して力強く振る舞う様を、太鼓に再現したものです。
本来、秋祭りに行われたものですが、現在では讃岐宮(香川県護国神社)で8月に行われる「万灯みたままつり」の日本の太鼓フェスティバルなどで奉納されています。
万灯(まんとう)みたままつり
(8月15日前後5日間)
讃岐宮に祀られている英霊を慰め、平和と幸福を祈願するための祭り。奉納された多数の提灯が境内に並び、暗くなると一斉に灯が点されます。14日は日本の太鼓フェスティバル、15日は終戦祈念祭神賑とともに、奉納古武道大会なども開催されます。
讃岐宮(香川県護国神社)
国に命を捧げた多くの英霊を祀(まつ)る神社
JR善通寺駅から西にのびる片原町通りと善通寺・大野原線の広い交差点の左手に見える緑の森。ここに乃木神社と並んであるのが讃岐宮(香川県護国神社)です。
讃岐宮は約10,200坪もある大きな神社で、明治維新以来、国のために尊い命を捧げた香川県出身の35,700あまりの英霊が祀られています。また、境内には日本一社交通神社、先賢堂、警察消防招魂社などもあります。
その歴史は、明治10年(1877年)に丸亀招魂社が創設され、明治32年(1899年)に陸軍第11師団長乃木希典が善通寺練兵場で初めて師団招魂祭を執行したのに始まります。昭和16年(1941年)に、県民の勤労奉仕と全県下からの献木によって完成しました。深い森に包まれた社殿は、静かで品のあるたたずまいです。
8月の慰霊感謝祭「万灯みたままつり」をはじめ、年間を通して数々の奉納行事が行われています。
所在地
文京町4-5-5
片原町通りと善通寺・大野原線の交差点の左手。
JR善通寺駅から歩いて約10分。
●問い合せ/Tel62-0048