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善通寺市デジタルミュージアム 木熊野神社 算額
木熊野神社 算額
木熊野神社の拝殿に奉納されている算額は市の有形文化財に指定されています。むずかしい数字の方程式をカラフルな絵で表し、漢文で説明したもので、江戸時代後期に奉納されました。
木熊野神社
木熊野(きくまの)と名づけられた神社は瓦谷、生野の原、西岡にもありますが、すべてここ中村の木熊野神社からの分霊といわれています。ここは、中村町の産土神(うぶすながみ)で、十二社権現または梛(なぎ)の宮と呼ばれていました。木熊野は紀伊熊野の意味で、もともとは熊野権現であったのを、明治の神仏分離令によって木熊野と改称、登録されたのです。
境内には珍しいナギの群落があります。ナギは、熊野地方で神木とされる木で、祭神にゆかりの深い紀州(和歌山県)から移植されたものが、うっそうとした森となっています。マキ科の常緑高木であるナギは、20mくらいまでのび、葉には光沢があります。古くから悪魔を払い災難をのがれることができ、さらには病気の治癒にも霊験があると信じられています。
所在地
中村町137
多度津・善通寺線の南側。
若宮神社の西。