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善通寺市のむかしの写真「明治22年善通寺駅」
・陸軍設置に関連して、多くの施設が建設されました。いくつかは現代まで引き継がれております。
そのひとつ、善通寺駅。1889年(明治22年)吉田駅として開業、後に善通寺駅となります。開業時からの木造駅舎に1922年(大正11年)の陸軍大演習の際に車寄せ部分などを増築しました。屋根は開業当初は切妻造でしたが、1991年(平成3年)の改修で寄棟造になりました。
日本最古の現役駅舎とされている武豊線亀崎駅の駅舎より古い可能性があるといわれています。明治22年3月30日と記された建物財産標が存在し、国の登録有形文化財に登録されています。
明治20年代の建物財産票を持つ現存する駅舎は、他に明治27年の播但線香呂駅、奥羽本線川部駅・津軽新城駅、明治29年の奈良線木幡駅などごく少数です