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リサイクル運動の経緯
捨てるゴミでも生かせば資源
1960年~70年代前半の高度経済成長に伴い、大きな社会問題としてクローズアップされた中に廃棄物(ゴミ)問題があります。各地で、ゴミ戦争やゴミ非常事態宣言がなされる等、自治体での清掃事業は非常に困難性をおびてきました。
一般家庭型排出されるゴミ量は年々増大し、しかも質の多様化により処理・処分費が大幅にアップして、自治体の財政に大きな負担となっています。
特に最終処分場としての用地確保は一番難しい問題で清掃行政の重大な課題です。このような問題を解消するため本市は行財政の抜本的な見直しを行い、「捨てるゴミでも生かせば資源」を合言葉に、住民参加によるリサイクル運動を展開しました。
-経緯-
51年4月 | 清掃事業の見直しを実施(ゴミの増大、ゴミ質の多様化、処理経費の累増等の問題を検討し、資源化による減量化を推進する業務方針を決定 |
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8月 | 先進都市 沼津市視察(担当職員2名) |
52年1月 | モデル地区決定(筆岡地区をモデル地区に決め、各種団体で実施について協議する) |
4月 | モデル地区で資源ゴミの回収実施((1)紙類(2)布類(3)生ビン(4)金属類) |
53年2月 | 自治会単位の周知会実施(スライド上映とチラシにより説明) |
3月 | 容器収集開始(空き缶入れの金網かご)((5)空き缶(6)駄ビン) |
4月 | 本年度中に市内全域で実施することに決定し、衛星連合会では、資源ゴミ回収運動を本年度の主要事業とすることを申し合わせ、先進地視察後、住民参加による回収方法を決めることに決定する。 |
5月 | 先進都市、沼津市視察(各地区代表20名、職員6名) |
6月 | 回収方式(住民参加方式を基本原則) |
7月~12月 | 全地区に周知会実施(事務職員1名、現場職員1名がカップルでスライド上映と現物(資源6種類)説明で趣旨徹底を図り、説明会が終了した地区より実施した。 |
12月 | 全地域に資源ゴミ回収実施 |
54年4月 | (財)クリーン・ジャパン・センターのモデル都市に内定 市町、資源ゴミ集積場を激励慰問 |
7月~8月 | 善通寺方式の16ミリ映画撮影(もの・命・人々) |
54年9月 | 市長とともに各課長・補佐・係長・一般職員・資源ゴミ集積場を現場研修リサイクル施設建設計画(原田町) |
55年5月 | リサイクルセンター竣工(自動選別装置及びプレス設備完了) 昭和54年度モデル都市事業完了 |
59年10月 | 吉原小学校の全児童リサイクル運動に参加 |
60年5月 | カレットヤード完成(5種類-各15t貯蓄可能) |
61年8月~ | 資源ゴミ集積場整備 |
62年11月 | リサイクル運動10周年記念事業開催 (1)リサイクル運動10周年記念大会、(2)総合リサイクル展示会、(3)記念シンポジウム |
63年8月 | 生ビン選別場竣工(鉄骨スレート茸49.5平方メートル) |
元年7月 | ウィリアム・ラスジェ・アリゾナ大学教授が資源ゴミ回収状況を視察(リサイクルセンター・資源ゴミ集積場) |
12月 | NBC放送(USA)が資源ゴミ回収状況を取材(リサイクルセンター・資源ゴミ集積場) |
2年11月 | アジア生産性機構(APO)が資源再利用セミナーとして資源ゴミ回収状況を視察 |
3年10月 | 筆岡地区が公衆衛生向上に寄与されたとして、厚生大臣から感謝状を受ける。 |
4年6月 | 善通寺市衛生連合会が環境庁長官表彰 |
4年11月 | リサイクル運動15周年記念事業開催 (1)リサイクル運動15周年記念大会、(2)総合リサイクル展示会、(3)記念シンポジウム |
5年10月 | 善通寺市がリサイクル推進功労者として、通産産業大臣から表彰を受ける。 |
6年9月 | 善通寺市がクリーン・リサイクルタウンとして、厚生大臣から選定を受ける |
7年10月 | 東部地区衛生会・茶谷一雄会長が公衆衛生向上に寄与されたとして、厚生大臣表彰を受ける。吉原地区衛生会・安藤義晴会長が地区衛生組織活動に功労したとして、全国地区衛生組織連合会、会長表彰を受ける。 |
8年6月 | 機構改革による、環境衛生課が分離し、リサイクルセンターと生活環境課に分離される。 南部地区が地域環境美化に努めたその功績により環境庁長官表彰を受ける。 |
9年3月 | 一般廃棄物処理基本計画策定 |
9年7月 | リサイクルプラザ整備計画書作成。リサイクルプラザ整備事業整備計画書作成業務契約締結。プロポーザル方式を採用。 |
8月 | リサイクルプラザ建設工事見積設計図書依頼業者選定および説明会 |
10月 | リサイクル運動20周年記念大会実施 |
10年3月 | リサイクルプラザ建設事業技術ヒアリング、プロポーザル方式を採用 |
6月 | リサイクルプラザ建設事業最終ヒアリングにより、極東開発工業株式会社を選定、議会の承認を得て契約 |
10月 | リサイクルプラザ建設工事着手 |
12月 | リサイクルセンター仮設事務所へ移転 |
11年4月 | 工場棟・プラザ棟基礎工事着手 |
6月 | 工場棟・プラザ棟鉄骨建方着手 |
10月 | 工場棟・プラザ棟躯体工事着手 |
12月 | リサイクルプラザの名称とイメージキャラクターの決定 名称:未来クルパーク21 キャラクター:ミラクルくん |
12年3月 | 未来クルパーク21建設工事竣工 |
4月 | 起動式 (7)ペットボトル、 (8)その他プラスチック 収集開始 |
6月 | 未来クルフェスティバル開催 |
13年8月 | エコライフ講座開催 |
14年3月 | 環境フェスタ開催 |
15年3月 | 環境フェスタ開催 |
17年4月 | (9)廃天ぷら油 収集開始 |
20年10月 | リサイクル運動30周年記念大会実施 |