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御野立公園
御野立公園(おのだちこうえん)
善通寺綾歌線沿線の与北小学校の南、鉢伏山北東の高台にあるのが御野立公園です。
ここは、大正11年(1922年)、丸亀平野で行われた陸軍特別大演習の時、当時皇太子であった昭和天皇が統括監督した場所で、昭和天皇が詠まれた「あかつきに駒をとどめてみわたせばさぬきの富士に雲ぞかかれる」の歌碑が立っています。
広場には遊具が置かれ、桜の木が植えられていて春には花見の名所ともなります。眺めもよく、形よくそびえる讃岐富士を中心に丸亀平野から瀬戸大橋や本島まで見渡すことができます。
南の石段を降りれば買田池、広場の西から続く遊歩道を降りれば鉢伏山浄華院正覚寺へと続きます。この境内には首が一文字に切れている身代わり地蔵があります。この地蔵は買田池水路の阿弥陀又という分岐点に埋まっていましたが、「ここからだしてほしい」と村人の夢にでてきて掘り出されたもので、弘法大師の作と伝えられています。首が切れているのは親孝行の娘の身代わりになったからで、それ以来身代わり地蔵と呼ばれているのだそうです。
設備
ベンチ、公衆トイレ
見所
市内有数の桜(ソメイヨシノ)の名所です。
ソメイヨシノの寿命は人間と似ており、桜の年季の入ったいぶし銀の魅力を味わうようならここです。
満開のソメイヨシノの間から、瀬戸の島々や讃岐富士が見えるという良景スポットでもあります。
場所
与北町1322番1ほか
善通寺駅から、約1.9km