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平成27年5月16日(土曜日)17日(日曜日)に開催された善通寺フラワー&ガーデンフェスタ2015のガイドブックです。
F&G2015記録ブック [PDFファイル/12.79MB]
まずは、企画展の様子です。木と対話しながら作品を作られている方々をお招きしました。
和うるし工房あいの松本さんです。荒削りの工程を見せていただきました。
左に見えるキャリーの中に素材が入っています。ナイロンでカバーをしていますが、これは風を通さないようにするためです。風を通すと、木の外側と内側の乾燥の速度が変わってしまうため、無風の場所で時間をかけて乾燥させながら少しずつ削りあげていくそうです。
本日皆さんに見せていた工程はその一番最初の工程です。
つぎの写真が完成したものです。器はかなりうすいです。ここまでの過程で割れないように、時間をかけ慎重に削り上げるわけです。
まさに木との対話です。
本来なら、漆を塗るところがさらに醍醐味のある工程だと思います。日本でも稀少となった和漆の制作現場をいちど見てみたいものです。
なお、松本さんの工房は市内にあり、そこでこうした作品を制作しているそうです。
つぎは「お花をモチーフにした菓子木型の物語」です。有限会社市原さんが木彫りの実演をしてくれました。
ひとつひとつ手作業で、模様を彫りこんでいきます。同じ型を正確に彫りこんだ力作を目の当たりにしました。
香川県産品コンクールで最優秀賞をとった技を目の前で見ることができました。
市原さんは卓越技能賞「現代の名工」を授与された伝統技術士で、黄綬褒章も受賞しております。
こうした過程を経てできたお菓子もまさに芸術品です。
ちなみにこれは和三盆でできたむぎゅーちゃんです。われわれのイベントのために作ってくれました。
出店した作品の一部です。ここでは紹介しきれませんが、今年も力作がそろっていました。
苔玉づくりです。親子連れをはじめ多くのお客さんがたのしく制作していました。
ガーデニング用品や、花の苗の販売も行われ、大盛況でした。
野点茶席もありました。公園の一番奥の趣のある場所での開催でした。
地元産品の販売も好調でした。
竹細工に子供たちも興味津々です。
これは、押し花教室です。
きれいな押し花のしおりをつくりあげていました。