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いかり獅子。俗に「怒り獅子」といい、明治時代においては上吉田本村での使い方だったそうです。元来一頭でしたが、昭和初年に三野村大見で猫頭を購入し、赤頭と共に二頭で利用するようになりました。(香川県の民俗芸能-平成八・九年度 香川県民俗芸能緊急調査報告書- 平成十年三月瀬戸内海歴史民俗資料館の調査より)
近年では黒と茶色の頭の獅子を用いていましたが、新しく市内の制作者に依頼し赤い毛の猫獅子の頭(現在のもの)をつくりました。その後、もう一頭の白い毛の猫獅子を作成し、油単も平成24年に新調し現在に至ります。
宮づかいの際には獅子2頭、和太鼓4つ、平(地)太鼓2つ、鉦(かね)2つを用います。
地元の宮づかいでは次の写真の2頭がそろいます(上吉田東部獅子組提供)。壮観ですね。
27年度の宮づかいの様子です。やはりギャラリーが多いです。
獅子の目が動くので、迫力のある表情が撮れます。
村使いの様子です。このように御幣と榊を持って各家をまわります。
2頭づかいの写真です。
赤と白の獅子頭に、色違いの鳳凰の絵が描かれている油単をまとい、息を併せて舞っています。
ちなみに演奏は、和太鼓2、平太鼓1、鐘1の構成です。
以下平成26年度の吉田八幡例大祭での写真です。
つづいて昨年の村づかいでの写真です。
【動画】上吉田東部獅子組から提供いただいた動画です。