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毎日1地区ずつ獅子組の特集を掲載していきます。
今回は土居獅子組です。
猩々くずし。「床しき」「とんちき」「すねこぶり」「のぼり」などの用語があるそうです。(香川県の民俗芸能-平成八・九年度 香川県民俗芸能緊急調査報告書- 平成十年三月瀬戸内海歴史民俗資料館の調査より)
平成二十六年には、午前二時頃から村づかいをしていました。
太鼓、鉦、高張、幟、天狗、太鼓うち。(香川県の民俗芸能-平成八・九年度 香川県民俗芸能緊急調査報告書- 平成十年三月瀬戸内海歴史民俗資料館の調査より)
土居獅子組です。2015年度は興味深い話が2つほどありました。
一つ目は、土居獅子組では横笛の奏者が復活したそうです。
善通寺市の獅子舞にはもともと笛の伴奏が存在したところがいくつかあったとききます。
しかし、横笛には譜面がない場合が多く、一度途絶えると復活が難しいそうです。
この奏者の方はおじいさんの演奏場面を映した動画を参考に横笛を再現したそうです。
土居獅子組は他にも昔の舞を復活させるなど、さまざまな挑戦をしていました。
二つ目は、奈良の春日大社で獅子舞を奉納したそうです。写真を提供していただきました。
世界遺産の中での舞です。絵になりますね。
よい思い出になったと思います。
ここからは2014年度の写真です。集会場の前で記念撮影です。
土居も、木徳等とおなじく毛獅子です。
まずは村づかいの写真です。
2014年度の宮づかいの写真です。
宮の前で記念撮影です。
土居の烏天狗(ダカ)です。
衣装と髪の毛がそろっており、かっこよさが際立っていました。
見事な唐獅子の頭です。太陽の光によく映えます。
御旅所での舞です。
そして神事場です。天気が良く、少し暑いくらいでした。
毛獅子は重い上に、毛をまとっている分油単の中に熱がこもるので、獅子をつかっている人は大変だったと思います。
神事場は池の堤に隣接しており、獅子はここで使います。見通しがよいため、ここから見える五岳山、大麻山を背景に獅子が舞います。非常に美しい景色で一見の価値があるといえます。
土居獅子組のみなさん、ご協力ありがとうございました。
【動画】土居獅子組による獅子舞の動画です。