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善通寺市内には、弘法大師や智証大師ご誕生の地にふさわしく、四国八十八ケ所霊場第72番から第76番まで5つの四国霊場札所が点在しています。また、お遍路さんや観光で訪れた方の間では、これらの5つの札所を含めた「七ケ所まいり」が広く行われています。
空海の先祖にあたる佐伯氏の氏寺として創建されたと伝えられる古寺。創建当時は世板寺と呼ばれていました。空海が唐から持ち帰った金剛界、胎蔵界の二つの曼荼羅を安置し、大日如来を祀った伽藍を建立して、曼荼羅寺と名を改めたと言われています。本尊は、県指定の文化財の檜の一本造りの観音様です
デジタルミュージアム 曼荼羅寺
空海が7才の時、衆生救済の誓願をたて、現在奥の院がある我拝師山の頂上から身を投げた時、釈迦如来が現れたことから、如来像を刻んで寺を創建したと伝えられています。古色豊かな山門を入ると、本堂、大師堂、虚空蔵菩薩堂が建っており、山の頂上近くにある奥の院の裏には、石の護摩壇と稚児大師像が祀られています。
デジタルミュージアム 出釈迦寺
デジタルミュージアム 出釈迦寺 禅定
空海が満濃池の改修にあたったとき、岩窟に毘沙門天を祀り、工事の成功を祈りました。改修後は、朝廷から賜った功労金で堂塔を建立し、自作の薬師如来像を本尊として創建したと伝えられています。山門をくぐって、小じんまりとした閑静な境内、本堂、庫裏、大師堂、鐘楼が建っており、大師堂の近くに毘沙門天の岩窟があります。
デジタルミュージアム 甲山寺
空海の誕生の地として知られる真言宗善通寺派総本山。空海の三大霊跡の一つに数えられています。東西二つの院に分かれ、東院を伽藍、西院を誕生院とそれぞれ呼んでいます。東院の伽藍には、金堂・五重塔・鐘楼などがあり、西院には御影堂を中心に諸堂が建ち重ねた罪を取り除く、「戒壇めぐり」の場もあります。また、香色山のミニ88ヶ所も回って欲しいスポットです
デジタルミュージアム 善通寺誕生院 御影堂
デジタルミュージアム 善通寺伽藍 金堂
デジタルミュージアム 善通寺誕生院 戒壇めぐり
デジタルミュージアム 善通寺伽藍 五重塔
デジタルミュージアム 善通寺伽藍 南大門
デジタルミュージアム 善通寺 済世橋
空海の姪の子でもある円珍は、小さい頃から利発でやがて天台宗比叡山延暦寺の5代座主となりました。その円珍が唐から帰り、金倉寺と名前を改め建立しました。金倉寺本尊の薬師如来像は円珍作。寺は明治29年の旧11師団創立当時は乃木将軍の宿舎となり、多くの遺品が残されています。本堂前には、将軍との面会を許されなかった夫人にちなんだ「乃木将軍妻返しの松」があります。
デジタルミュージアム 金倉寺